父桑原岩雄の著作について(著作物頒布のお知らせ)
2011年9月現在、絶版となっていないのは、『古典文法入門―歴史が語ることばの姿』(共著)、『古典文法入門演習<改訂版>』(桑原岩雄著)、 『新・古文入門―探究・読解の着眼点 』(桑原岩雄著)の3冊のみです。
しかし、この数年増刷されたことはなく、書店から姿を消し始めているように思われます。
絶版となっている『新・古文要説T歴史物語篇』、『新・古文要説U日記文学篇』、『新・古文要説V源氏物語篇』については、新本状態で父の手元に保管されていた本が、それぞれ4冊・4冊・0冊あります。(以下、冊数は2016年4月22日調べ⇒ただ今集約中です。著作権継承者の手元に1冊ずつ残してあります。)
1冊3000円(送料込)でお頒けいたします。希望の方はメールでお申し込み下さいませ。
また、『古典文法入門―歴史が語ることばの姿』(旧カバー版)が10冊ほどあります。共著の形をとっていますが、実際は全て父の手によるもので、父の教育観が一番強く表現されている著作です。こちらは1冊700円(送料込)。『古典文法入門演習』(旧共著版)は2冊あり、こちらは1冊900円(送料込)。さらに、『古文入門―探究・読解の着眼点 』(旧共著版、訂正用赤ペン入り・汚れ有り)が2冊あり、1冊1500円(送料込)でお頒けいたします。
また、『駿台フォーラム』に掲載された『源氏物語』に関する論文の抜き刷り(2篇)がそれぞれ10部ずつほどあります。
『ささやかな一つの仮説―夕顔の発生に沿うて―』(昭和57年『駿台フォーラム』創刊号掲載)と『葵・賢木の周辺』(昭和59年『駿台フォーラム』第3号掲載)です。2篇セットで500円(送料込)でお頒けいたします。こちらもメールにてお申し込み下さいませ。
父桑原岩雄の著作の今後について(お礼とご報告)
さて、『新・古文要説』のこのあとのこと(なんらかの再出版orうっちゃっておく)について、皆様のご意見をお寄せいただきました。『新旧古文要説』6冊をまとめて再版すべきというご意見や、出版社名を上げて、そこから再版したらどうかとのご意見、また、国会図書館に寄贈しておいたらどうか、などというご意見を賜りました。
大変ありがとうございました。
いろいろ悩みましたが、当管理人の健康面などを考え、再出版については、当管理人自身は情報提供という形でサポートいたしますが、それ以上の努力はしないことに決めました。もし再出版されたら購入したいとお考えの方には、「復刊ドットコム」に対して、復刊リクエスト投票するという形で働き掛けて下さるように、お願い申し上げます。
父の著作物については、可能な限り国立国会図書館に寄贈し、閲覧できるようにしてあります。国立国会図書館は、基本的に寄贈書を永久保管し、古いものから順にデジタル化していく方針、ということです。
以上ご報告申し上げます。
父桑原岩雄の旧蔵書について(譲渡完了のご報告)
父の旧居宅を処分するにあたり、処分できずに残っていた、父の旧蔵書(全体の三分の一)についても、ご心配をいただきました。比較的若い教え子のI氏に8割方を引き取ってもらえました。ありがとうございました。
(2011年9月28日掲載、2018年10月2日更新)