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007("神奈川県 勝俣"様 桑原先生の思い出)

"神奈川県 勝俣"様 2008年7月26日
桑原先生の思い出



From: "神奈川県 勝俣"
Date: 26 Jul 2008, 08:33:15 AM
Subject: 桑原先生の思い出
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大変懐かしく拝見させていただきました。

小生は昭和43年に駿台予備校御茶ノ水校舎で講義を受けました。

桑原先生は当時、数多い先生方の中でも、いかにも学者らしい風格を漂わせておられました。
古文の解釈中、盗人が逃走しながら歌を詠むほどに風流を重んじたと話され、笑ったことを思い出します。

先生は浪人中の我々生徒に対して温かい思いやりのお気持ちを常にもっておられたようです。

「今浪人してることが、無駄な時間を過ごしていると思ってないですか?一年遅れて大学に入ることに、どんな損失があるというのでしょう。この世に無駄なことなぞ無いのです。浪人して必死に勉学に励むことが無駄というなら、無駄でないことなどこの世にあるのでしょうか?」

そうおっしゃって、とかく落ち込みがちな我々を励ましてくださいました。


 神奈川県 勝俣


(2008年7月26日掲載、2012年5月29日レイアウト変更)