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小さいけど 頼りになる
完全一対一の桑原塾

(私たちの主張05)

『鵜呑み吐き出し方式』から抜け出すためには


「問題集の提出」という課題

 中学校で普通に行われていることに、「問題集の提出」というのがあります。テスト範囲のページを埋めてテストの当日に提出せよ、という課題です。  生徒が「困った、終わらない」と言って問題集を持ってきた時には、問題集の提出に対する評価点は大きいので、要望に応えて、できるだけ期限までに完成できるようにお手伝いをしていますが、生徒の緊張感が途切れないように、全てに書き込ませるのは、かなり大変な作業です。
 「できること・できないことは、生徒にとってそれぞれ異なるのになあ」と思いますが、仕方ありません。

生徒達はどのように対応しているか

 問題集の問題をすべてやってくるようにという課題が出たとき、解答を丸写ししてくる生徒もいます。そして、それが解答の丸写しであってもページを埋めてあれば、それなりの評価がもらえる、というのが現状です。

『鵜呑み吐き出し方式』の子どもたち

 課題遂行のプロセスを問わない、そして解答が書き込まれていればマルをつけてくれる。そういう事実を何度も経験してきた生徒にとって、「勉強」とは、教科書や問題集に書かれている解き方を写したり、覚えたりすることになってしまいます。「途中式」も、自分が考えたプロセスではなく、「こう書けばマルらしい」という形式を書いているだけです。

 これぞ『鵜呑み吐き出し方式』の勉強です。

 しかも、教科書や問題集に書かれている解答は、「頭の中の考え方を説明したもの」なのか、それとも「答案の書き方の例」なのか、どちらともはっきりしない場合が多いのです。

 そのはっきりしない記述を『鵜呑み』し『吐き出』されても、困ります。しかし、採点者は、生徒の課題をこなすプロセスを見ていないのですから、「この生徒は何も分からないままで書いているんだ」とは断定できません。マルをつけるほかないのです。ですから、『鵜呑み吐き出し方式』でマルをつけられ、「成績の良い子」と呼ばれている生徒が、本当にたくさんいるのです。

先達のアドバイスが不可欠である

 「成績が良い」=「考えるプロセスが身に付いている」というわけではない、ということに気付いた大人たちは、子どもたちに、間違った勉強から抜け出すようにアドバイスしなければなりません。
 子どもたちに対して、どこまで書き込んでいいのか、あるいは、どの部分がいちばん重要で、削って良いのはどの部分なのか、お手本を示すことが大事です。

 「先達のアドバイスが不可欠である」と考える観点から見ると、「自分一人で学習できて、成績が上がる」と主張する独習教材に頼ることにも、危険が伴うことがわかります。
 「一人でやりなさい」と言われた子どもたちは、教材に示されている答えを唯一無二のものと勘違いして、『鵜呑み吐き出し方式』に陥ってしまう可能性が非常に大きいのです。

お師匠さんに見てもらう

 私たちが強く主張するのは、「生きた勉強をするためには、生身のお師匠さんに見てもらいなさい。それもできるだけ優れたお師匠さんに」ということです。

 皆様はいかがお考えでしょうか?


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(2008年2月12日分割改訂、2018年10月2日更新)